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2015年8月 8日 (土)

自分を振り返る登山

7月下旬から8月にかけて、ロシアのコーカサス地方にあるエルブルース山に行ってきました。

前回キリマンジャロ山に行った時は、現地手配会社さんとうまく調整ができたために、完全に個人登山の体裁でチャレンジできましたが、

今回はロシア。

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英語がほとんど通じないという噂に加えて、事前のビザ取得にも苦労するとか、滞在小生を出さねばならないとか、現地エージェントがみつからないとか、そもそもミンボディ空港までどうやっていけばいいのかとか、もう分からないことだらけ。

それでも諸所の理由からこのタイミングで大きな休暇がとれることもあり、ここで長期海外遠征をやらないわけにはいかない。

上記理由を鑑みたところ、今回は日本の会社さんにお世話になることにしました。

正直いうと、ツアーの体裁の登山は、非常に苦手なんです。

自分が山をやっておきながら、なんですが、

知った仲間ならなんてことないことなのに、

見知らぬ人の、山屋特有の妙な価値観の強要が、私には耐え難いストレスになるもんでして。。。

過去経験の美化、素人や自分に意見する人への徹底的な批判、

なんでこんな感じになっちゃうんだろう?

特に議論もしたくないし、だからといって納得のいかない妙な忠告に頷くのもどうかと考えると、会話するのにいろいろな思考回路がグルグル演算をはじめてしまう。。。

「この人にいろいろ教わろう」と腹をくくっていればどうってことないことですけど、人間関係はこうは行きません。

今回の不安は、登頂できるか否かではなく、実はここだったりしました。

で、実際に集まった人達と、一連の旅に出かけてきました。

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違和感がまったくなかったと言えばそれは嘘ですが、

それでも同じ目標を達成しようとみんなが意思共有したこともあり、

それなりにいい時間を過ごすことができました。

正直、ホッとしました。。。

しかし、ガマンならない違和感すべてを拭いきれなかった。

一部の参加者が大口を叩く一方で、それが行動に伴わない。

そのギャップが、私をストレスとして苦しめてきました。

それでも私たちはチームです。

みんなで力をあわせて、生きて帰ってこなければならない。

私は本当なら、1人でロシアに行きたかったけど、旅のスキル不足でそれが適わなかった。

目的はヨーロッパ最高峰登頂の実現。

旅の要素はオマケみたいな感じで考えていました。

キリマンジャロ登山の際は、度重なる悪天候、

暴れるテントの中でびしょ濡れになりながら眠れない夜を過ごし、

早くも2日目から重い高度障害との戦いが始まりました。

それでも、ガイドとポーターのタンザニア人の励ましのおかげで、本当に死に物狂いの形相でウフルピークに辿り着けました。

ムチャクチャしんどいプロセスを超えて、目的を達成する。

そんなことができれば、理想そのものの旅になるはずでした。

不思議な違和感を抱えながら、帰国後、あるテレビ番組をみました。

イモトがマッキンリーにチャレンジした、あれです。

観てて、涙が出ました。。。

目的をひとつにした、チームの見事な一体感。

担がれた神輿であるイモトのスタンスを、全員が理解しているんでしょう。

高度障害で落ち込んでいるイモトを励まそうと実施された「C4LIVE」には、

本当に涙が止まりませんでした。。。

バラエティ番組でこんな感じになったのは、初めてかも。

それと同時に、

自分がチームを意識してチャレンジしていたのかという自分への問いかけに、妙な恥ずかしさを覚えました。

そりゃ相手にも問題がなかったとは言えない。

でも、自分はフォア・ザ・チームに全力だったか?

それをメンバに伝える努力はしたのか?

なにより、自分の懐の小ささに、本当に落ち込みまして。

難しいアプローチですが、私なりにチャレンジすべきだったなぁと。

この先、どんな登山が待っているか分かりませんが、

これをいい教訓にしなければなりません。

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