完全燃焼のキモチ
社会人の3年目の冬、
所属していた会社のアメフト部で、大量リストラが実施されました。
その年の現役登録選手から、自主申告の引退者を含め、
約半数をクビにするというものでした。
そのなかで、私はかろうじてリストラを逃れることができました。
しかし、、、
新しい年度を迎えたら、むちゃくちゃ能力が高い新人が入ってくるし、
それは、その次の年も同じです。
私にとって、4年目が最後の年だということは、
リストラを逃れた時点で、決心がつきました。
春になり、
シーズンが始まってから、
今までは考えられないくらい、激しい練習で体を追い込むようになりました。
しかし、体はやはり、
すぐに悲鳴をあげました。
筋断裂、
膝靭帯損傷の再発、
坐骨神経痛、
椎間板ヘルニア、
そして最後に、鎖骨を骨折をした時点で、
チームドクターから、現役続行にストップがかかりました。
ドクターの言葉を聞いた時、
いいようのない脱力感と、
妙な諦めの気持ちに支配されたのを、
今でも鮮明に覚えてます。
ああ、終わったんだなと。。。
その後、チームのサポートにまわり、
秋のシーズンが終了した時点で、
監督に、引退の意思を伝えました。
今思うと、
追い込まれた状況になって、
自分の中で答えを出すというプロセスが、初めてみえたんですね。
この答えって、なんだったんだろう?
ってよく思うんですけど、
ゲームで結果を出すことよりも、
自分自身がどこまで耐性をもっているのか、
それに挑戦していたのかなぁ、と。。。
このオリンピックを機に、
引退を口にする選手が多いです。
競技人生の集大成として挑み、すべてを出し切った充実感からなのか、
それとも、限界に打ちひしがれた結果なのか。。。
人それぞれの思いはあるでしょうけど、
キモチのパワーって、ほっとけばまた充満してくる場合だってあるんですよね。
所詮アマチュアスポーツ、
明確な線引きが必要な時もあるかもしれませんが、
彼らの残りの人生には、まだ膨大な時間が残っているじゃないですか?
恥ずかしながら、私も夢の中で、
チームに復活して、練習に参加していることがあったりしまして。。。
『完全燃焼』と言えば、聞こえはいいですが、
自分の気持ちに、燃え盛る燃料が、ほんの少しでも残っているようなら、
それに素直になれる気持ちも忘れないで欲しいと、
オリンピック選手の引退報道を聞きながら、
ほのかにそう思ってしまいました。
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